ブックレビュー 『糖質ゼロの健康法』

食べても太らない!『糖質ゼロ』 の健康法
釜池豊秋先生

糖質制限は不要
糖質摂取量はゼロ
と明言される釜池医師の本です

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~概要~

減量の為、独自の食事療法を研究した結果として辿り着いたのが、
全く新しい食事・エネルギー代謝論理に基づく 『糖質ゼロ食』

インスリン放出が生じない「1食の糖質量5g未満」を提唱

食後の血糖値上昇に伴い、インスリンが分泌される
血糖値がに戻るのは3時間後だが、血中のインスリン濃度が戻るには更に1時間かかる
この1時間の差が、我々が空腹を覚える(過食の)原因になるとしている
(糖質を摂取すると、約4時間は脂肪をエネルギー源として利用できない)

よって、朝食・昼食を抜き1回の食事(夕食)の糖質量を5g未満と設定
ヒトにとってふさわしい、本来の食事法としている

・1日1食(朝と昼は不要 珈琲などの簡単な飲み物のみで済ます)
・ヒトは食いだめする機能が備わっており、栄養を有効的に吸収するため、食後は横になる(休む)
・脳のエネルギー源は脂質=ケトン体(3-ヒドロキシ酪酸、アセト酢酸)

・肥満のメカニズム
糖質を摂取し、グリコーゲンとして肝臓から溢れ出て、
余分な血糖が中性脂肪として蓄えられるから太るのではなく、
糖質摂取 → インスリン分泌 → 血糖値が下がっていてもインスリンの濃度はそのまま
→ 低血糖状態 → 空腹を覚える事で食事をする → 栄養過多に陥る → 結果、肥満になる
としている 

・「糖質ゼロ+α」食
長期間に渡って糖尿病治療を受けている人は、
「糖質を摂らなくても血糖値が上がる体質」になっており、体内で過剰な糖新生が生じる
糖尿病患者が、自らのタンパク質を糖新生で使ってしまい、痩せるのはこのため

糖新生の材料となる、タンパクを減らし、同時に、筋力トレーニング(スクワット)で成長ホルモンを促進、アミノ酸を筋肉で使用させる
そうすると、糖新生で使用されるアミノ酸が減り、血糖値上昇を抑える
生クリーム、バター等の油脂で、カロリー不足を補う

*既に糖尿病治療を受けている患者が『糖質ゼロ食』に着手する場合は、
服用している薬・インスリン注射をやめるよう断言

主治医に相談した所で理解も得られないので、不明点・疑問点があれば釜池医師に直接メールするよう記載

Dr Zeroの食事日誌
http://kamaikeclinic.blog76.fc2.com/

 

~所感~

釜池先生の歯切れの良い文章・論考に感嘆です

これまで読んできた糖質制限関連の書籍の中では、最も厳しい食事法です

1日1食にする事やインスリンの肥満メカニズム、糖質ゼロ+α食に関しては
科学的根拠、医学的裏付け、生活様式、食文化、個人の体質、健康状態、既往歴を鑑みて
全体的、或いは、部分的に氏の主張をすんなり受け入れられる方も多いのでは無いでしょうか?

糖質制限への多角的な理解を深められる一冊です

ブログでの食事内容も参考になります

 

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