7月 新宿 溝口クリニック 座談会

7月2日に開催された、栄養療法の溝口先生による座談会に参加してきました。
座談会のテーマは  『肝臓のはたらき』

 

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肝臓は、右上腹部にある重さ約1kg強の、人体最大の臓器です
厚みのある大きい右葉と、小さい左葉があり、これを分けているのが肝鎌状間膜です

肝臓(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%9D%E8%87%93

 

肝臓には様々なはたらきがあります

■糖代謝
ブドウ糖を集めてグリコーゲンとして一時貯蔵
血液中のブドウ糖濃度(血糖値)を安定させる

■タンパク質代謝
アミノ酸を合成し血液中に放出する
アミノ酸を分解して生じたアンモニアを無害な尿素に変える

■脂質代謝
脂肪酸、コレステロールなどを合成
リポタンパク質を血液中に送り出す

■血漿タンパク質合成
アルブミン、グロブリンなど血漿中のタンパク質の大部分を合成
血液中に放出する

■ビタミン・ホルモン代謝
ビタミンAを貯蔵
ビタミンDを活性化
ステロイドホルモンを分解

■解毒(抱合)
脂溶性物質を、排泄しやすいよう、酸化・還元処理をして水溶性に変える

■胆汁生成
不要な物質を胆汁中に分泌、腸管に排泄
胆汁成分は脂肪の消化を助ける

出展:ぜんぶわかる人体解剖図 成美堂出版
*溝口先生の座談会スライドとは異なります

 

肝臓は、他の臓器とは異なる独特の血液循環系を持っています
心臓から肝臓へ酸素を運ぶ肝動脈(30%)と栄養素を運ぶ門脈(70%)の2つの血管系があります

心拍出量の血流配(肝循環血液量)は25%を占めます

 
肝臓には「門脈」という、小腸の毛細血管が集まった太い血管があり、
この血管を通じて、
グルコース(ブドウ糖)やアミノ酸の単位まで分解された栄養素が
小腸から肝臓へと輸送されます

 

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身体にとって必要な栄養素は肝臓に集中し(脂肪以外:脂肪はリンパ管に入る)
それらの栄養素を代謝し、体内で活用できる形に作り変えるのです

 

また、肝臓には「胆管」という、肝臓で作られた胆汁を腸に運ぶ機能も持ち合わせています
胆汁は肝臓から分泌されて胆嚢で濃縮・貯蔵され、
食事をした際に、ビリルビン、コレステロールなど共に腸に放出されます

十二指腸に放出され、膵液と一緒になることで、
胆汁が膵液の持つ消化酵素を活発にし、脂肪やタンパク質を分解して腸から吸収しやすくします
腸から吸収された胆汁はまた肝臓に戻り、再度胆汁として分泌され
これを「腸肝循環」と呼びます

 

飲酒時のアルコール分解でも、肝臓は重要な役割を果たしています

アルコールは、肝臓で、毒性のあるアセトアルデヒドを経て、無毒な酢酸に分解されます
エチルアルコールからアセトアルデヒド、アセトアルデヒドから酢酸に代謝される際、
NAD→NADHに還元されますが、多飲するとこの代謝機構が崩れ、
アルコール性肝硬変などになるケースもあります

ここで必要となるのが、ニコチン酸(ナイアシン、ビタミンB3 )だそうです

精神疾患以外でも、肝臓でのアルコール代謝にも必要なビタミンなのですね

複雑な生化学ですが、こういう事のようです↓
飲酒とアセトアルデヒド
http://hobab.fc2web.com/sub4-Acetaldehyde.htm

*溝口先生の座談会とは異なる資料です

 

β酸化(脂肪酸からアセチルCoAを作り出し、ATPを生み出す代謝経路)においても
カルニチンなどのビタミン様物質が必要になります

 

身体にとって重要な役割を果たす肝臓ですが
ウィルスなどにより肝細胞が破壊され、コラーゲン繊維や詮議が細胞が増殖
慢性肝炎から肝硬変、肝がんに至る場合があります

 

専門的で複雑な内容にも及びますが、肝臓のはたらきについて
分子栄養学の観点から学ぶ事が出来た貴重な時間でした

 

溝口先生の座談会ですが、
8月と9月は、実験的に形式を変えて行われる予定だそうです

溝口先生の講義形式ではなく、
栄養療法に取り組む患者さんたちが集い
それぞれの体験談や治療における悩み、改善例、食事療法や情報共有を行う場にするそうです

「溝口先生を囲んでのランチ座談会を再び!」 という声も挙がっていました

 

詳しい内容はまだ未定のようですが、
参加者からの要望を受け付けているようです

今後の溝口クリニック 座談会
8月6日(火曜)15:30~
9月3日(火曜)15:30~

 

 

座談会では以下イベントの告知もありました

 


世界初の臨床セミナー
臨床美術士と臨床心理士がコラボすれば…

あなたのしらない世界にようこそ!
右脳活性アート・セッション

日程:8月23日(土曜)
会場:新宿溝口クリニック

受付開始 10:15~13:00
定員:30名
参加費:1,500円

詳細は未定だそうですが、近日中に告知があるもようです

問合せは、edgemyway@me.com

 2013-0702-163259345

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013-0702-163305501

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『子供の心とむきあう 講演会』

日程: 10月12日(土曜)
会場:ベルサール三田

受付開始 14:30
参加費:1,500円

申込み  http://ws.formzu.net/fgen/s33479894/

国際オーソモレキュラー医学会(ISOM)の日本学会の前日に、
一般向けに講演をする趣旨のようです

 

15:00~15:40
溝口徹先生 『子供の困ったは食事でよくなる』

15:40~17:99
ジェームズ・グリーンブラット先生 Dr. James Greenblatt
『子供の情緒・行動障害を理解する -遺伝、環境物質、栄養欠乏の影響-』

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