NHKスペシャル 完全解凍!アイスマン ~5000年前の男は語る~

NHKスペシャル 完全解凍!アイスマン

アルプスの氷河から発見された5300年前の古代人の遺体
発見されてから20年あまり経過した今
初めて冷凍保存状態から解凍し、解剖・調査の一幕を追ったドキュメンタリーです

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5300年前の人類がどのような生活を送っていたのか
様々な専門家が集結し、大規模な調査が執り行われました

小腸や脳、皮膚など合計149点ものサンプルを身体の各部位から採取
胃の内部からは、200gもの内容物が取り出されました

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こんな塊が体内に残っているとは!

電子顕微鏡で解析したところ、
動物の脂肪や毛、ハーブなどの植物、加えて、パンを食していた事が判明したそうです

番組による解説曰く、古代人もハーブを用いて調理を行い、
よりを美味しい食事をしていたと言っていました

勿論、そういう要素もあるのかもしれませんが、
どちらかと言うと「解毒剤」としてハーブ類を食べていたのではないかなとの考えに素人ながら至りました
アイスマンは煤(すす)を使って刺青を入れていましたが、
この刺青の箇所は、東洋医学の鍼灸治療(ツボ)の位置と重なることが判明したそうです

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実際に、このアイスマンは腰痛(腰椎すべり症)を患っていたことがX線写真から認められ、
針治療を受けていた可能性もあるそうなのです

 

中国で鍼灸資料が確立されるはるか昔から、
ヨーロッパでこの治療が既に実践されていた事には驚きを隠せません
番組終盤では、アイスマンが死に至った経緯に関しても検証がなされています

 

小腸に残されていた食物から、死亡数日前までの活動内容を推測
そこからは、アイスマンがアルプスの険しい山道を上り下りしていたことが判ります

それは、誰かに命を狙われていたから

事実、左肩には矢尻が埋まっており、大動脈が傷つけられていました
背中側から何者かによって矢で襲われたのだそう

彼を確実に殺害するため、弓矢で襲ったのちに、石で殴ってとどめを刺した痕跡すらありました
アイスマンの後頭部には大量出血した跡があり、赤血球が沢山採取された事実から分かったそうです

 

5000年前の太古の時代においても、人間には殺意が芽生え、争いが存在していたと…

 

4大文明が築かれる以前の時代に光を当てた今回の解明は
我々現代人にとって様々な事柄を啓示していると言えます

しかしながら、現代の我々の科学技術や知識では、
解明できない事がまだまだ沢山残っているのも確かです

事実、アイスマンの体内から取り出されたサンプルのいくつかは元に戻され、
将来における解剖研究にその機会を託されました

 

極寒の中で完全な状態で冷凍保存された自然のミイラ

その発見から冷凍、解凍、解剖調査に至るまでを追った興味深い番組でした

 

敢えて言うならば、途中で登場する、阿部寛の寸劇は不要だと感じました
『ガイアの夜明け』 に出てくる、江口洋介の寸劇も毎回要らないなぁと思って、録画映像を早送りで飛ばすんですが…

糖質制限の観点から、江部先生もブログで紹介なさっています

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