Category Archives: 分子整合栄養医学(栄養療法)

新宿溝口クリニック 10周年記念シンポジウム

2013年9月8日(日曜) 
新宿溝口クリニック 10周年記念シンポジウム が開催されます

タイトルは、
We are what we eat
いままでの、そして、これからの
10年後の栄養療法を語ろう

有楽町朝日ホール
10:30 ~ 16:00 (受付開始10:00)

定員750名(事前申込要) 参加無料
案内ページ
http://www.orthomolecular.jp/seminar/2013-0908/

申込みはこちらから
http://www.orthomolecular.jp/seminar/20130908_tokyo.pdf

 

午前の部
Tokyo DD Clinic 内海 聡先生をスペシャルゲストとして迎え、溝口先生との対談が行われます

内海先生は、
医学不要論』、『日本の「薬漬け」を斬る』、『精神科は今日も、やりたい放題
などセンセーショナルなタイトルの本を数多く出版なさっています

 

■午後の部:
第一部

全国の栄養療法実践医師を招いてのパネルディスカッション
桑島先生、姫野先生を始め、栄養療法を実践なさっているドクターとの討議が行われます

 

第二部
10年後の栄養療法を語ろう

溝口先生の司会進行のもと、栄養療法のこれからのあるべき姿について
参加者と一緒に語り合うようです

 

10年後に、栄養療法はどのように認知され、普及しているのでしょうか?
栄養療法が慢性疾患治療における主流となり、
医局、学閥、学会などの垣根を越えて臨床応用されるようになっていれば…と願ってやみません。

治療方法の選択肢の1つとして、栄養療法への理解・周知が常識化し、
先進医療としての保険適用がなされ、
より多くの人が手軽に受けられるような体制が構築されていれば素晴らしいですね

高濃度ビタミンC点滴が癌に効く事も
精神疾患がナイアシン不足を起因としている事も
医学会では、長らく否定され続けてきました

ですが、今日ではそうした治療効果は多くの医師達が認める所となり
アメリカなど、海外ではかなり普及が進んでいるというのが事実です

日本では、今正に栄養療法や糖質制限がその批判の矛先となっています

 

2020年までには、今までの医療常識が覆り、
分子整合栄養医学が有効な治療法としての地位を確立している
そんな素晴らしい時代をむかえている事を期待しています

 

ブックレビュー 『100歳まで長生きできるコレステロール革命』

先日の溝口クリニックでの座談会を受けて、
「コレステロール」に関する書籍をピックアップしてみました

100歳まで長生きできるコレステロール革命
東海大学名誉教授 大櫛 陽一

CapD20130611

 

 

 

 

 

 

 

コレステロールに関する従来の間違った常識をことごとく覆す内容です
コレステロールは、ビタミンDを生成したり、
細胞膜、胆汁酸、ステロイドホルモン、性ホルモン、脳や神経細胞の原料となります

コレステロールの脂質(油)は、そのままでは血液と馴染みにくいので、
水にも脂質にもなじむ、アポタンパクと呼ばれるものに包まれた状態で運ばれます。
アポタンパクと脂質が結びついたものをリポタンパクと呼びます

 

とかく悪者にされがちなLDLコレステロールですが、
必要なコレステロールを全身に運び届ける重要な機能を持っています

動脈硬化を生じた欠陥にLDLコレステロールが発見された事から「悪玉」扱いされてしまうようにな
ったのですが、動脈硬化を引き起こしていた、真の原因は血管炎症であり、
LDLコレステロールはその炎症を修復する目的で細胞膜の材料をせっせと運んでいただけなのです

家族性高脂血症などの一部の例外を除き、
薬などで無理にコレステロールを下げると、生体にとって必要な栄養が十分に行き渡らず
免疫機能を低下させると指摘しています

本書では、コレステロールが高い方が、
日本人は長生きしやすい事を証明したデータやグラフも掲載しています

年齢を重ねると共にコレステロール値が上昇するのも自然としています
細胞膜の材料となる訳ですが、細胞の新陳代謝が衰えるに従い、
老化を補う為にコレステロール値が 高くなるのは必要な変化という訳です


こうした裏付けデータが存在するにも関わらず、
未だにLDLコレステロール悪説が一般論として語られる背景には、
製薬メーカーによる利益偏重や学会や医師に対する見返り(多額の寄付)が存在するとの事

LDLコレステロールの基準値は米国に比較して20mg/dlも低い数値に設定されているため、
多くの人が病人(高脂血症)に仕立て上げられています

不必要なコレステロール低下治療における
その副作用に関しても警告を鳴らしています

1. 横紋筋融解
2. ミオパシー (筋肉痛、筋肉圧痛)
3. 肝機能障害、黄疸
4. 血小板減少

この他にも、うつや睡眠障害、記憶障害、発がん、多発性神経炎などの副作用も明らかになっている
そうです

 

コレステロール及び中性脂肪と様々な間違いを踏まえた上で
肥満や糖尿病などの生活習慣病の原因は「炭水化物(糖質)」にあると唱え
糖質制限を推奨されています

 

巻末には、大櫛先生らが考える
健康診断の新しい基準値が付録されており、
脂質や血糖、肝機能の数値など参考になります

 

コレステロールは高い方が良いのか、低い方が良いのかについては、
各学会により意見が二極化しているそうです

 

代謝異常がある場合は例外として、
脂肪分の多い食材やコレステロールを沢山含む食品を摂取しても
生体データへの影響が無いならば、積極的に摂って行くことが望ましいと感じています

 

コレステロールという切り口から論旨が展開される本ですが、
栄養療法や糖質制限の観点からも、大変参考になる書籍です

 

6月 新宿 溝口クリニック 座談会

6月4日に開催された、栄養療法の溝口先生による座談会に参加してきました。
座談会のテーマは  『コレステロールと疾患

2013-0604-152544796

 

 

 

 

 

 

「コレステロール」と聞いてイメージするのは…
・数値が高いと身体にとって良くない
・動物性たんぱく質や脂質は控えるべき
・悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らす食事が重要

高血圧や高脂血症、脳卒中の原因とも言われています

このような固定観念が日本人にとっては当たり前になっているのですが、
コレステロールは生体にとって必要不可欠な脂質の一種であり、
大量に摂取しても、疾患との直接的な因果関係ないと示すデータもあるそうです

日本人のたんぱく質摂取量の推移を見ると、
1970年代までは、圧倒的に植物性たんぱく質の摂取量が多かったのですが、
1980年を境に、動物性たんぱく質の摂取量が上回るようになりました

動物性たんぱく質の摂取量は飛躍的に伸びた事を起因として、
我々日本人の寿命も大幅に伸びる事になります

植物性たんぱく質と動物性たんぱく質の摂取量の逆転時期とリンクして、
脳出血の数も減少したと示すデータがあります
コレステロールを摂取すると、血管の壁が丈夫になります

巷で良く言われるのは、
卵を大量に摂取するとコレステロールが上昇する…という物ですが、

厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎 国立がんセンター予防研究部長)
により2006年11月発表された研究によると、
全国9府県の40-69歳の男女約9万人を1990年から10年間追跡した所、
心筋梗塞を起こした462人について食生活などとの関連を調べた結果、
卵を毎日食べる人とあまり食べない人では、
血中コレステロール値の高さや心筋梗塞の起きやすさに大きな差がない
(但し、集団値と個体値では異なる結果が得られる)

事が判明したそうです。

 

そもそも、食物から摂取できるコレステロールは全体の2割で、
残りの8割は肝臓で作られます

生体にはコレステロールをコントロールしくみが備わっているので、
食物摂取により増えると、肝臓での合成は控えられるのです

 

座談会では、コレステロールと疾病の因果関係や
コレステロール摂取増加に伴う寿命の伸びを示した資料を見ながら
お話を伺う事が出来ました

こうした研究データがありながら、
未だに多くのドクターや一般人は
「コレステロール」=「悪」というイメージを持ったままにあります

その背景には、
・製薬会社から提供される一方通行の情報
・医療ガイドラインに記載された数値を鵜呑みにしている(訴訟対策)
という現状があるようです

 

今回の座談会ですが、講義内容は後日動画として配信されるそうです
http://www.orthomolecular.jp/

次回の座談会は、7月2日(火曜)15:30~ です

2013-0604-152605332

 

 

溝口クリニック 分子栄養学勉強会

2013年5月18日(土)に新宿溝口クリニックにて
定真理子先生による月次の定期勉強会が開かれました

今回のテーマは、
『全身に影響する病気 -肥満・歯周病-』

CapD20130520_2

 

 

 

 

 

肥満や歯周病が全身の疾患に関連する事を学びました

キーワードは、TNF-α
TNF-αは、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカイン (生理活性物質) の1つで
筋肉、脂肪組織や肝臓での糖の働きを抑制する作用がある
肥満時には増加し、糖尿病や動脈硬化などのリスクを高める

TNF-α合成が乱れると、脂肪細胞のGULT-4へのシグナル伝達が阻害され、
細胞へ血糖値が取り込まれず、高血糖や高インスリン血症が起こります

近年、歯周病からもTNF-αが作られている事が判明したそうです

歯周病は軽度な炎症でも糖尿病を悪化させたり、
心筋梗塞や脳梗塞、や高齢者の誤嚥肺炎、早流産や低体重児出産など、
全身への影響を与える事が認めらるようになりました

免疫を高める為に、腸管環境を改善すると同時に口腔細菌叢のバランスを保つ事が重要になるそうです

歯周病予防や治療には、ラクトフェリンが効果的ですが、
最近は、ラクトフェリンを分解してしまう歯周病原因菌由来の分解酵素も発見されているとのこと

重度の歯周病では、咀嚼するだけで口腔内の内毒素量が増える事もわかっているそうです

 

栄養療法を基盤とした口腔治療には、医科と歯科の連携プレーが必要になってきます

現状の身体状況や疾患の原因、症状を正確に捉え、
必要な栄養素をどう補っていくか、どんな疾患手段を取るのか

栄養療法をベースとした治療が、医科歯科の双方から可能になれば
患者にとっての選択肢も広がり、治療メリットも大きくなると考えています

事実、分子整合栄養医学を学ばれる歯科医は増え続けており
溝口先生のセミナーも毎回大盛況のようです

 

次回のセミナーは、6月22日(土曜日)15:30 から開催です。

CapD20130520_1

5月 新宿 溝口クリニック 座談会

5月7日に開催された、栄養療法の溝口先生による座談会に参加してきました。

座談会のテーマは 『がんと栄養

CapD20130510_1

 

 

 

 

 

 

先日ブックレビューにて紹介した、『がんになったら肉を食べなさい』に関連する講義内容でした。

がん治療においては、
生命予後(あと何年生きられるのか)を出来るだけ延ばし、
QOL(生活の質)を維持する事が治療の最大目的になります
単純に生存期間を延ばす事に注力をするのではなく、
出来るだけ、これまでと変わらない日常生活を送るためにどう取り組んでいけば良いのか

体重とアルブミン(肝臓で生成されるタンパク質の1種で、血清中に多く存在)の増減は、
がんステージに関わらず、生存期間、及び、QOLと相関関係にあるそうです

がんに伴う体重減少は
「がん関連体重減少」(CAWL)と「がん誘発性体重減少」(CIWL) の2タイプに分けられます

CAWLは、がん関連体重減少と呼ばれ、
消化管の狭窄・閉塞、治療による食欲不振、告知による精神ストレスを背景とした摂食不良が原因

CIWLは、がん誘発性体重減少と呼ばれ、
がん細胞自身が放出する物質が直接的に体蛋白や脂肪の分解、食欲低下を引き起こす事などが原因
がんに侵される事により、身体の代謝が変わる為に、体重が減少してしまう

このような場合だと、「通常の栄養管理では体重の改善・維持は不可能」と認識されているそうです。

 

がんがブドウ糖を栄養源として増殖する事は良く知られています

がん細胞のブドウ糖消費量は通常細胞何倍にもおよび、
血糖が低くなると肝臓を中心として糖新生が行われます

がん患者は肝臓での糖新生が常にフル回転で行われるそうで、
糖新生の材料である糖原生アミノ酸(筋肉に多く含まれる)が大量に消費され、
結果として患者が手足が細くなり、頬がこけていきます

がんの食事療法において、動物性タンパク質を控える事は避け、
むしろ積極的に肉や魚を摂りましょうという先生の論考詳細は本書を参照下さい

がん治療に対する、栄養療法の有効性や臨床実績を伺える貴重な時間となりました
さて、座談会後半には、溝口クリニック10周年記念イベントのアナウンスが再びありました

9月8日(日) 有楽町朝日ホール
『いままでの、そして、これからの10年 ~10年後の栄養療法を語ろう~ We are what we eat』
主催:オーソモレキュラー.jp

徐々にイベントのプログラムも決定しつつあるようです

・午前の部(10時半~) 溝口徹先生×内海聡先生(Tokyo DD Clinic)の対談
・午後の部(13時~)  10年後の栄養療法を語ろう

Tokyo DD Clinic http://tokyo-dd-clinic.com/
(旧サイト:牛久東洋医学クリニック http://ushikutoyo.com/

 

次回の座談会は、6月4日(火曜日)15:30 から開催です。

CapD20130510

AERA 2013年4月29日増大号 「肉は食べるな」大間違いの根拠

「肉は食べるな」大間違いの根拠
ベストセラーで「食べろ」vs.「食べるな」ガチンコ対立勃発
長寿の秘訣か、がんリスクか/近藤誠ら3氏の最終判定は?

CapD20130426_2

 

 

 

 

 

 

例によって、インパクトのあるタイトルで読者を惹きつけていますが
中身はそれほど激しい物ではありませんでした

 

若杉友子氏の「長生きしたけりゃ肉は食べるな」の内容をベースに
近藤誠先生らが切り込むというスタイル

CapD20130426_1

 

 

 

 

 

 

CapD20130426

 

 

 

 

 

 

 

肉が良いか悪いかだけにフォーカスが置かれているので、
極めて狭視的な記事なんですが、
なんせ2ページ半しか割いていませんので、お茶を濁しつつ完結させた感があります

 

栄養素と病気の捉え方
食の嗜好
個人の体質

 

色々な要素が複合的に織り交ざった上での
賛否両論があるのだと思いますが
栄養療法を実践している私個人としては
タンパク質は身体を構成する重要な枠割を果たしているので
積極的に摂取すべきだとは考えています

 

しかしまあ、食事療法も色々な考え方が存在して、難しいですね…

 

ブックレビュー 『がんになったら肉を食べなさい』

がんになったら肉を食べなさい  溝口 徹

CapD20130426_3

 

 

 

 

 

 

 

癌治療に対する食事療法として
「肉を控える」というスタンスの書籍が多い中、
タンパク質(肉・魚)をどんどん摂取しようと提唱されている内容です
栄養代謝や癌の特性を踏まえ、正しい栄養を摂る事によって
どのように我々の身体が癌に対抗できるかをコンパクトに分かりやすくまとめています

文庫本サイズで200ページあまりですので、
溝口先生がもっと詳細に伝えたかった事も多々あろうかと類推されますが
要点がギュッと濃縮された読みやすい構成になっています
癌細胞はブドウ糖をエネルギー源として増殖を繰り返しています

 

大量のブドウ糖が体内で消費されるため、患者さんは常に低血糖状態に陥ってしまうそうです
血糖値が低くなると、肝臓で糖新生が行われ、血中へブドウ糖を供給し続けます
糖新生における材料は、糖原性アミノ酸
これは筋肉に多量に含まれるため、糖原性アミノ酸が消費される=筋肉をどんどん削り痩せていく
結果として、体重が落ち、頬がこけ、手足が細くなってしまいます

このような、癌がタンパク質を利用して大きくなる事を根拠に
「癌になったらタンパク質を控える」という指導がなされているのだそうです

癌のタンパク質利用用は食事からの摂取量は全く関係がない
むしろ、筋肉が癌に奪われてしまわないよう、充分な量のタンパク質(プロテインやアミノ酸)を補給しましょう!というお考えです

 

癌の発生から分裂速度、治療に必要な栄養素、NK細胞、ビタミンC点滴含めたトータル栄養アプローチ、現状の癌治療の問題点など、各項目をシンプルに書かれています
○○さえ食べれば癌が治る!
○○させ実践すれば大丈夫!
という言い方は決してしておらず、癌の三大治療法(手術療法、化学療法、放射線療法)のメリットも客観的に捉えた上での提言をしていらっしゃいます

 

癌治療に対する栄養の科学の重点が詰まった本です

 

 

溝口クリニック 分子栄養学勉強会

 2013年4月13日(土)に新宿溝口クリニックにて
定真理子先生による月に一度の定期勉強会が開かれました

今回のテーマは、
『細胞を構成する栄養素  -基本となる栄養素とその働きを知る- 』


CapD20130413

 

 

 

 

 

CapD20130413_1

 

 

 

 

 

 

定員35名に対する予約は満員御礼でキャンセル待ちも出た今回のセミナー
資料内容も大変濃く、レベルの高い講義となりました

 

■タンパク質のはたらき
1. 皮膚、毛髪、爪をつくる
2. 骨、歯、筋肉をつくる
3. 内臓をつくる
4. 血管をつくる
5. 血液をつくる
6. 酵素をつくる
7. ホルモンをつくる
8. 抗体・インターフェロンをつくる

 

■タンパク質が不足してしまうと
1. 美しさとしなやかさが無くなる
2. 衰え、弱くなる
3. もろくなる (高血圧、脳卒中)
4. 貧血になる
5. 代謝が鈍る
6. 体の調節が効かなくなる
7. 細菌・ウィルスに感染しやすくなる

 

■タンパク質必要量
一日のタンパク質必要量は、体重1kg当たり 約1g~1,5g

体重50kgの成人が必要とするタンパク質は50~70gとりますが、
食べ物の質量がそのまま実際の摂取量なる訳ではありません
プロテインスコアという指標があり、
卵を100の基準値とすると、
牛肉 80
アジ 89
豆腐 51
大豆 56

牛肉100gを摂取した場合
タンパク質重量20g×0.8(プロテインスコア)=16g

調理加熱で半分が損失されるので、実際には、
16g÷2= 8g だけが体内に取り入れられます

 

一日に必要な50~70gのタンパク質を補おうとすると
大量のタンパク質を大量に、しかも極力調理加工しないで摂取しなければなりません

そこで頼りにになるのがプロテインです

主成分の大豆タンパクに、メチオニンやレシチンが均一添加された物、
余分な甘味料が含まれていない物が望ましいそうです

 

■タンパク質の分類・はたらき

-機能タンパク質-
酵素:アミラーゼ、ペクチン
ペプチドホルモン:インスリン、グルカゴン
輸送タンパク質:ヘモグロビン、アルブミン
受容体タンパク質:免疫グロブリン

-構造タンパク質-
構造タンパク質:コラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン

 

■主要アミノ酸(20種)

-必須アミノ酸-
イソロイシン
ロイシン
バリン
リジン
メチオニン
フェニルアラニン
スレオニン
トリプトファン
(ヒスチジン)

-非必須アミノ酸-
システイン
アラニン
アスパラギン酸
グルラミン酸
グリシン
プロリン
セリン
アルギニン
アスパラギン
グルタミン
(チロシン)

これらのアミノ酸は、十分な量をバランス良く確保しなければなりません

グルタミンに関しては、免疫細胞の活性化に深く関与しており、
過剰な運動やストレスで身体がダメージを受けると、
筋肉内のグルタミンが放出されてしまうそうです

創傷治療の促進や免疫機能の維持・向上、腸管機能の維持には欠かす事が出来ないアミノ酸です

 

講義全体を通じて、
異化と同化、アミノ酸の吸収性、アミノ酸プール、
BCAA((Branched-Chain Amino Acids 持久系アミノ酸/分枝鎖アミノ酸)
などについても詳しいお話を伺う事ができました

 

身体にとって必要な栄養素に関しては、個体差が大きい為、
一様に○g摂取すればOKとはいきません

各人によってストレスから受ける影響の度合いや消耗度、栄養素の代謝は異なります
成長期の子供、妊婦、アスリート、疾患を抱えている人など、各々の状況に応じても自ずと変わります

タンパク質以外に、ビタミンやミネラルの適正摂取量も個体差があります

これらの栄養素は、摂取後に筋肉や副腎、下垂体など、
まずは最優先で行くべき組織に向かい、そこで消費されます

激しい運動や重いストレス、感染予防や疾病改善、美容を期待する場合は、
いつもより多めに取った方が良い場合もあるのでしょうね

 

2時間に渡る充実の講義でした!

次回は、5月18日(土)の開催です
テーマは『全身に影響する病気』

 

さて、今回の講義では最後にアナウンスがありました

2003年の開業より、新宿溝口クリニックは今年で10年を迎えるそうです

9月8日(日) 有楽町朝日ホールにてシンポジウムが開催されます

『いままでの、そして、これからの10年 ~10年後の栄養療法を語ろう~ We are what we eat』
主催:オーソモレキュラー.jp

シンポジウムでの企画や催しへの意見、10周年に対するメッセージの募集は、
今後クリニック窓口やインターネットでも行っていくそうです。

 

 

4月 新宿 溝口クリニック 座談会

4月2日に開催された、栄養療法の溝口先生による座談会に参加してきました。

座談会のテーマは 『女性と栄養障害 ライフサイクルと不定愁訴』

2013-0402-152730265

 

 

 

 

 

・女性は男性よりも多くのニューロンを持つと言われている
 →血管障害からの回復が早い傾向がある

・左脳と右脳の結合が男性比べ優位
 →言葉を早く習得し、言語障害などを起こす率が少ない
  人の顔を認識し、直感や感性が優れている

こうした事から、一般的に女性は男性と比較して、
-話し相手がいないとふさぎ込みやすい(話す事でストレス発散)
-相手の感情や表情、態度、行動に敏感に反応しやすい
-類似的な現象を目の当たりにした時に、以前の体験や行動をフラッシュバックし、ストレスを再想起させる
事が多いようです

詳しい内容に関しては、溝口先生が出された
「女性の脳」からストレスを消す食事
糖質制限をするだけで、女性特有の不安、イライラがスッキリ解消!
を参照下さい

CapD20130410_1

 

 

 

 

 

 

女性は、相手の表情や声のトーン、言葉の遣い方など様々な要素を敏感に感じ取り、相手を観察しています。

実際に口にした意見や言葉を『額面通り』に受け取ってはいけない場面も多々あります。
言葉の裏を常に探り当てなくてはならない、複雑な生き物なのでしょう。

話す事自体が女性にとってはストレス発散になる一方で、
ぎくしゃくした会話や相性が悪い相手とのコミュニケーションは多大なストレスをもたらすのです。

 

今回の座談会では、そうしたストレス軽減のための栄養素や代謝酵素などについてもお話を伺う事が出来ました。

プロゲステロンとエストロゲン、甲状腺機能に関しても言及なさっていました。

生理不順やPMSなどで悩まれている患者さんもクリニックにいらっしゃるとの事。

今回の内容は専門性が高く、スライドも掛け足で進みましたので、なかなか自分の理解が追いつかない部分もありました。

徐々に知識を積み重ねる事で、点と点のまばらな情報が線として繋がり、体系化された知見にしていきたいなと考えています。

次回は5月7日の開催です。

溝口クリニック 分子栄養学勉強会

2013年3月16日(土)に新宿溝口クリニックにて
定先生による月に一度の定期勉強会が開かれました

今回のテーマは、
『女性のカラダの悩み 更年期の症状と対策について』 

先日、読んだ 『医者も知らないホルモン・バランス』 に関連する内容なので
是非とも参加したかったのですが、今回は残念ながら予定が合わず欠席となりました

どんな内容だったのかとても気になります
資料だけでも欲しいなぁ~

 

次回、4月12日は、『タンパク質の働き』です。
http://www.shinjuku-clinic.jp/form_seminar/general_s01.pdf